引用元:https://www.ac.daikin.co.jp/i-touchmanager
| 会社名 | ダイキン工業株式会社 |
|---|---|
| 住所 | 大阪市北区梅田1-13-1 大阪梅田ツインタワーズ・サウス |
インテリジェントタッチマネージャーは、ダイキン工業株式会社が提供する空調設備の統合管理システムです。Webブラウザを通じて遠隔操作が可能となり、複数拠点の一元管理も実現しました。エネルギー管理から料金計算まで幅広い機能を搭載し、施設運営の効率化に貢献するシステムとして注目を集めています。
建物内の設備を統合管理可能
インテリジェントタッチマネージャーの最大の特徴は、建物内のあらゆる空調設備を一元的に管理できる統合性にあります。大規模施設から中小規模の建物まで、施設の規模に応じて柔軟にシステムを構築でき、複数フロアや複数棟にまたがる空調設備も効率的に管理することが可能です。空調以外の設備も統合管理
空調設備だけでなく照明や換気扇、給湯器などの設備機器も統合管理の対象となり、建物全体のファシリティマネジメントを効率化することができます。システムの拡張性も高く、将来的な設備増設や建物の拡張にも柔軟に対応可能となっています。他社製設備との連携とクラウド対応
BACnet通信プロトコルに対応しているため、他社製の設備機器との連携もスムーズに行えます。クラウド接続機能により、インターネット経由での遠隔監視や操作も実現しました。複数の建物や拠点をもつ企業では、本社から各支店の空調を一括管理でき、エネルギー使用状況の把握や省エネ対策の立案が容易になります。
自動データ収集と異常通知
設備の運転データは自動的に収集され、異常発生時には管理者へ即座に通知する機能も搭載しています。このような統合管理により、設備管理業務の省力化と効率化を同時に達成でき、管理コストの削減にも大きく貢献します。大規模施設での効果と運用メリット
とくに複合施設やオフィスビル、工場などの大規模施設において、その効果は顕著に現れるでしょう。導入後は設備管理担当者の負担が軽減され、より戦略的な施設運営に注力できる環境が整います。統合管理システムとして必要な機能を網羅しており、施設の特性や運用方法に合わせてカスタマイズすることで、最適な設備管理環境を構築できます。
集中管理機能で直感的な操作ができる
インテリジェントタッチマネージャーは、10.4インチの大型タッチパネルディスプレイを搭載し、誰でも簡単に操作できる直感的なインターフェースを実現しています。画面上には建物のフロアマップや系統図が表示され、視覚的に各機器の運転状況を把握することが可能です。アイコンや色分けによって機器の状態が一目で分かるため、異常箇所の特定も迅速に行えます。
スケジュール運転と自動制御
スケジュール運転機能では、曜日や時間帯ごとに細かく運転パターンを設定でき、年間カレンダーにもとづいた自動制御により無駄な運転を削減します。グループ制御機能を活用すれば、複数の機器を同時に操作でき、フロア単位や用途別での一括制御が実現できます。快適性と省エネの両立
温度設定の上下限値を制限する機能も搭載されており、過度な冷暖房を防ぎながら快適性を維持します。Web対応でどこでも操作可能
Webブラウザ対応により、パソコンやタブレット、スマートフォンからも同様の操作が可能となり、管理者は場所を選ばずに設備の監視と制御を行えます。緊急時対応とアクセス管理
緊急時には、全機器の一斉停止や特定エリアのみの運転停止といった操作も、ワンタッチで実行可能です。さらに、ユーザーごとにアクセス権限を設定できるため、セキュリティを確保しながら複数の担当者で管理業務を分担できます。操作履歴の記録
操作履歴は自動的に記録され、誰がいつどのような操作を行ったかを後から確認することも可能となっています。このような充実した集中管理機能により、設備管理の効率性と確実性が大幅に向上するでしょう。サービス・空調料金などの各種管理もポイント
インテリジェントタッチマネージャーは、単なる空調制御システムにとどまらず、料金管理やメンテナンス支援など多彩な管理機能を提供しています。空調料金管理機能では、テナントごとや部署ごとの使用量を自動計算し、公平な料金配分を実現します。電力デマンド制御でコスト削減
電力デマンド制御機能により、契約電力を超えないよう自動的に空調出力を調整し、基本料金の削減に貢献することも可能です。エネルギー使用量は日報、月報、年報として自動集計され、省エネ法にもとづく報告書作成の負担を大幅に軽減します。予防保全とメンテナンス支援
機器の運転時間や故障履歴を記録し、適切なメンテナンス時期を通知する予防保全機能も搭載しています。フィルター清掃や冷媒補充のタイミングを見逃すことなく、機器の長寿命化とトラブルの未然防止が実現できます。異常発生時には、エラーコードと対処方法を画面に表示し、初期対応を支援します。
サービスネットワークとの連携
ダイキンのサービスネットワークと連携することで、遠隔診断や迅速な修理対応も受けられます。省エネ分析機能では、過去のデータと比較して無駄な運転を特定し、改善提案を行うことも可能です。環境負荷管理とデータ活用
CO2排出量の算出機能により、環境報告書の作成にも活用でき、企業の環境経営を支援します。これらの管理機能を活用することで、設備運用コストの削減と環境負荷の低減を同時に達成でき、持続可能な施設運営が実現します。データはCSV形式でエクスポートでき、社内の各種システムとの連携も容易に行えるため、経営判断に必要な情報を迅速に提供できます。